入れすぎ注意!WordPressテーマSWELLに入れるべきプラグインを最小構成で紹介【高速化】

wordpressとSWELLのイメージ画像

人気のWordPressテーマ「SWELL」って、実はすごく高機能なんです。だから、今まで当たり前に入れていたプラグインが、SWELLならもういらないかもしれません。この記事では、「SWELLに入れるプラグインは、これだけでOK!」と言える最小構成をズバリ紹介します。サイトが重くなる原因にもなるプラグインの入れすぎを防いで、表示速度をキープしたまま快適なサイト運営を目指しませんか?SWELLの標準機能で代用できるものと、セキュリティ対策などで本当に必要なものをしっかり解説するので、プラグイン選びで迷っている人はぜひ参考にしてくださいね。

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目次

WordPressテーマSWELLでプラグインを入れすぎると起こる問題

多機能で人気のWordPressテーマ「SWELL」。そのままでも十分にサイト運営ができてしまうほど高性能ですが、「もっとこんな機能が欲しい」とプラグインを追加したくなることもありますよね。でも、ちょっと待ってください。実は、便利なプラグインも、むやみに入れすぎてしまうと様々な問題を引き起こす原因になってしまうんです。

特にSWELLは、他のテーマならプラグインで実装するような機能が標準でたくさん備わっています。そのため、知らず知らずのうちに機能が重複してしまい、サイトに悪影響を与えているケースも少なくありません。ここでは、プラグインの入れすぎが引き起こす具体的な問題を5つのポイントに分けて詳しく解説します。

サイトの表示速度が遅くなる

プラグインを増やすと、サイトの表示速度が遅くなる可能性が非常に高くなります。SWELLは高速表示に定評があるテーマですが、その長所をプラグインが打ち消してしまうのはもったいないですよね。表示速度が遅くなる主な原因は次の通りです。

原因具体的な内容
HTTPリクエストの増加プラグインは、それぞれが独自のCSSファイルやJavaScriptファイルを読み込みます。プラグインが増えるほど、ブラウザがサーバーにファイルを要求する回数(HTTPリクエスト)が増え、ページの読み込みに時間がかかってしまいます。
データベースへの問い合わせ増加プラグインは動作するために、WordPressのデータベースに情報を問い合わせたり、書き込んだりします。この処理が増えるほど、サーバー側の応答が遅くなり、結果としてページの表示が遅くなります。
サーバーでの処理増加プラグインの数が増えると、サーバー側で実行されるプログラム(PHP)の処理も複雑化し、量も増えます。これにより、ページが生成されるまでの時間が長くなってしまいます。

サイトの表示速度は、読者の満足度やGoogleからの評価(SEO)に直接影響する重要な要素です。表示が遅いというだけで読者はページを閉じてしまい、せっかくの良いコンテンツも読んでもらえなくなってしまいます。

セキュリティリスクが高まる

WordPressサイトの安全性を保つ上で、プラグインの管理はとても重要です。プラグインをたくさん導入するということは、それだけセキュリティ上の「穴」が増える可能性があるということです。

特に注意したいのが、長期間更新されていないプラグインを使い続けることです。開発が止まってしまったプラグインは、新たに見つかった脆弱性が修正されずに放置されている場合があります。攻撃者はそうした古いプラグインの脆弱性を狙って、サイトに不正侵入しようとします。

サイトが改ざんされたり、個人情報が盗まれたりといった被害につながる危険性もあるため、導入するプラグインは信頼できるものだけに絞り、常に最新の状態に保つことが大切です。

プラグイン同士の競合や不具合が起こりやすくなる

「このプラグインを入れたら、サイトの表示が崩れた」「特定の機能がうまく動かなくなった」という経験はありませんか?これは、プラグイン同士が「競合」を起こしている可能性があります。

例えば、AというプラグインとBというプラグインが、同じJavaScriptのプログラムを別々のバージョンで使おうとしたり、同じ役割(例えば、画像の遅延読み込み)を果たそうとしたりすると、互いに干渉し合って不具合を起こすことがあります。

特にSWELLの場合、テーマ本体に備わっている機能と、追加したプラグインの機能が競合するケースがよくあります。目次作成や広告管理など、SWELLの標準機能で十分な場合は、安易にプラグインを追加しないようにしましょう。プラグインが増えれば増えるほど、どのプラグインが不具合の原因なのかを特定するのも難しくなってしまいます。

管理やメンテナンスの手間が増える

プラグインが増えると、日々のサイト管理の手間も確実に増えていきます。プラグインは定期的にアップデートが提供されますが、その都度、更新作業が必要になります。

また、WordPress本体やSWELLテーマがメジャーアップデートされた際には、使っているプラグインが新しいバージョンに対応しているかを確認し、場合によっては設定を見直すといった作業も発生します。こうしたメンテナンスを怠ると、サイトの不具合やセキュリティリスクにつながります。

本来、記事を書いたりコンテンツを充実させたりすることに使うべき貴重な時間が、プラグインの管理に奪われてしまうのは避けたいところです。サイト運営をシンプルで快適にするためにも、プラグインは必要最小限に留めるのが賢明です。

サーバーへの負荷が増大する

プラグインは、サイトが表示される裏側で様々な処理を行っており、サーバーのリソース(CPUやメモリ)を消費しています。プラグインが多ければ多いほど、サーバーにかかる負荷は大きくなります。

普段は問題なくても、アクセスが集中した際にサーバーの処理能力が追いつかなくなり、ページの表示が極端に遅くなったり、最悪の場合はサーバーがダウンしてサイトが表示されなくなったりすることも考えられます。

特に、自動バックアップやリンクチェックなど、定期的に重い処理を実行するプラグインはサーバーに大きな負荷をかけがちです。利用しているレンタルサーバーのプランによっては、負荷の増大が原因で速度制限の対象になる可能性もあるため注意が必要です。

女性2人が喫茶店で打ち合わせ中

SWELLなら不要!標準機能で代用できるWordPressプラグイン

人気のWordPressテーマ「SWELL」は、単にデザインが美しいだけではありません。サイト運営に必要な機能がたくさん標準で備わっている、とても高機能なテーマなんです。そのため、他のテーマでは必須だったプラグインの多くが、SWELLでは必要なくなります。

プラグインを減らすことは、サイトの表示速度を上げたり、管理の手間を減らしたり、予期せぬ不具合のリスクを下げたりと、たくさんのメリットがあります。ここでは、SWELLの標準機能で代用できるため、基本的にはインストールが不要になるプラグインの種類を具体的に紹介していきますね。

これから紹介する機能をプラグインで追加しようとしていた人は、まずSWELLに同じ機能がないかチェックしてみて下さい。

不要になるプラグインの種類代替できるSWELLの標準機能不要になる代表的なプラグイン
キャッシュ系独自のページキャッシュ、CSSキャッシュ機能WP Rocket, W3 Total Cache, WP Super Cache
SEO関連メタタグ設定、noindex/nofollow設定、OGP設定などAll in One SEO, Yoast SEO, Rank Math SEO (基本機能)
目次作成目次ブロックTable of Contents Plus, Easy Table of Contents
コード挿入・広告管理コード挿入機能、広告タグ管理機能、広告ブロックHead, Footer and Post Injections, Ad Inserter
画像遅延読み込み画像の遅延読み込み(Lazy Load)機能a3 Lazy Load, LazyLoad by WP Rocket

キャッシュ系プラグイン

サイトの表示速度を上げるために使われるキャッシュ系プラグインですが、SWELLには独自の高性能なキャッシュ機能が標準で搭載されています。管理画面の「カスタマイザー」→「高速化」から、ページキャッシュやブラウザキャッシュといった設定を簡単に有効化できます。

有名な「WP Rocket」や「W3 Total Cache」といったキャッシュ系プラグインを別途入れると、SWELLの機能と競合してしまい、逆に表示が崩れたり、サイトが真っ白になったりする原因になることも。特別な理由がない限り、キャッシュ系プラグインの導入は避けて、SWELLの標準機能を活用するのがおすすめです。

サイトヘルスに表示される「ページキャッシュが推奨されています」などについて

サイトヘルスステータス

WordPress 5.9以降・・サイトヘルスに「ページキャッシュが有効かどうか」をチェックする機能が追加されました。
これにより、何らかのキャッシュプラグインが入っていないと「パフォーマンス向上のため、ページキャッシュを有効にしてください」などと警告が表示されます。

・・つまり・・

  • SWELLの「高速化設定」だけでは サイトヘルス上は“キャッシュなし”と判定されてしまう
  • WP Super Cache、LiteSpeed Cache、W3 Total Cache などの「専用キャッシュプラグイン」を入れないと、この警告は消えません。

推奨対応:軽量なキャッシュプラグインを1つだけ入れる

SWELLと相性がよく、サイトを壊さない範囲で「エラー解消+表示高速化」を狙うなら、以下がおすすめです。

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一般サーバー向け(エックスサーバー、さくら、ConoHaなど)

WP Super Cache

  • WordPress公式で軽量・安定
  • サイトヘルスの「キャッシュエラー」も解消
  • 設定はデフォルトでもOK
  • SWELLと基本的に競合しません

SEO関連プラグイン

検索エンジンで上位表示を目指すために欠かせないSEO対策。そのための設定を行うSEO関連プラグインも、SWELLなら基本的な機能はカバーしています。

具体的には、

  • 記事ごとのタイトルタグやメタディスクリプションの設定
  • 特定のページを検索結果に表示させない「noindex」設定
  • 検索ロボットにリンクを辿らせない「nofollow」設定
  • SNSでシェアされた時に表示されるOGP設定
  • パンくずリストの構造化データ出力

といった、ブログ運営に最低限必要なSEO設定は、すべてSWELLの機能だけで完結します。投稿の編集画面やカスタマイザーから直感的に設定できるので、とても便利です。そのため、「All in One SEO」や「Yoast SEO」といった有名なプラグインを入れなくても、基本的なSEO対策は問題なく行えますよ。

SEO SIMPLE PACKのおすすめ理由

1.SWELL開発者による公式SEOプラグイン

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SEO SIMPLE PACKは、必要十分なSEO設定がシンプルにできるよ!

  • SWELLと完全に連携・最適化されているため、表示崩れや競合が起こらない
  • SWELLでできること・できないことを知り尽くした開発者による設計

2.必要十分なSEO設定がシンプルにできる

投稿・固定ページごとに:

  • タイトル(titleタグ)
  • メタディスクリプション(descriptionタグ)
  • noindex設定(インデックスさせたくないとき)
  • nofollow設定(リンク評価を渡さない)

サイト全体のSEO設定(トップページやアーカイブページ)も管理可能

3.余計な機能がない=軽くて速い!

他のSEOプラグイン(例:All in One SEO、Yoast SEO)は以下のような機能が多すぎます。

  • ソーシャル連携
  • スキーマ構造化
  • サイトマップ生成
  • リンクカウント

SEO SIMPLE PACKはこれらを排除し、「必要な基本SEOだけに絞って軽量化」されています。

4.初心者にもわかりやすいUIと日本語対応

  • 完全日本語対応
  • 管理画面がシンプルで、迷わず使える
  • 複雑な専門用語や設定画面がないので、初めての人でも安心

5. SWELL本体と干渉せず、安心してアップデート可能

  • 他のSEOプラグインではテーマと干渉してエラーや表示崩れが起こることも…
  • 公式連携のSEO SIMPLE PACKなら、SWELLのアップデートと一緒に安心して使い続けられます

目次作成プラグイン

読者が記事の内容をひと目で把握しやすくなる「目次」。この目次を自動で作成してくれるプラグインも、SWELLを使っているなら必要ありません。

SWELLには、記事内の見出し(h2やh3など)から自動で目次を生成してくれる「目次ブロック」が標準で用意されています。エディター上で「目次」と入力してブロックを追加するだけで、あっという間にきれいな目次が完成します。開閉式にしたり、デザインを変更したりといったカスタマイズも簡単です。「Table of Contents Plus (TOC+)」などのプラグインに頼らなくても、読者にとって親切な目次を設置できます。

コード挿入や広告管理のプラグイン

GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールの認証タグなど、Webサイトの<head>タグ内や<body>タグ直下に特定のコードを埋め込みたい場面はよくあります。また、アフィリエイト広告などを管理するのも大変ですよね。

こうした作業も、SWELLならプラグインなしで対応可能です。管理画面の「SWELL設定」や「カスタマイザー」には、指定の場所にコードを挿入する機能や、広告コードを一元管理する機能が備わっています。設定した広告は「広告ブロック」を使って記事内の好きな場所に簡単に呼び出せるので、広告の貼り替え作業もすごく楽になります。コード挿入や広告管理系のプラグインは、基本的に不要と考えて大丈夫です。

画像遅延読み込み(Lazy Load)プラグイン

画像が多いページでは、表示速度が遅くなりがちです。その対策として有効なのが「画像の遅延読み込み(Lazy Load)」という技術。これは、画面に表示されるタイミングで画像を読み込む仕組みのことで、ページの初期表示を高速化する効果があります。

このLazy Load機能も、SWELLには標準で搭載されており、「カスタマイザー」の「高速化」設定でオン・オフを切り替えるだけ。そのため、Lazy Load専用のプラグインを追加でインストールする必要は全くありません。むしろ、機能が重複してうまく動かなくなる可能性があるので、導入は避けましょう。

SWELLでも必須!最小構成のおすすめWordPressプラグイン

SWELLは多機能で素晴らしいテーマですが、サイト運営に欠かせない全ての機能が揃っているわけではありません。特に、セキュリティ対策やデータのバックアップなど、サイトの守りに関する部分は専門のプラグインに任せるのが安心です。ここでは、SWELLを使ってサイトを運営するなら「これだけは入れておきたい」と断言できる、最低限の必須プラグインを厳選して紹介します。

セキュリティ対策プラグイン

WordPressは世界中で利用されているため、常に不正ログインやサイト改ざんといったサイバー攻撃の脅威にさらされています。SWELL自体に特別なセキュリティ機能はないため、プラグインを導入して防御力を高めることは、もはやマナーと言っても過言ではありません。サイトの乗っ取りやデータ破壊といった致命的な被害を防ぐためにも、必ず導入しておきましょう。

初心者の方には、設定がシンプルで日本語に完全対応している「SiteGuard WP Plugin」が特におすすめです。

プラグイン名主な特徴
SEO SIMPLE PACK(SWELL開発者公式)SWELL開発元の公式SEOプラグイン。
SWELLと完全互換
All-in-One WP Securityログイン制限・ファイアウォールなど。
SWELLと競合しません
SiteGuard WP Plugin国産で管理画面も全て日本語。ログインページのURL変更や画像認証(ひらがな)の追加など、日本のユーザーに嬉しい機能が豊富で、設定も簡単です。
Wordfence Security世界的に利用者が多い高機能なセキュリティプラグイン。ファイアウォールやマルウェアスキャンなど、総合的な保護機能を提供しますが、設定項目が多いため中級者向けです。

バックアップ用プラグイン

サイト運営には予期せぬトラブルがつきものです。サーバーの障害、アップデートの失敗、うっかりミスによるデータ削除など、様々な原因でサイトが表示されなくなる可能性があります。そんな「もしも」の時に備えて、サイトのデータを丸ごと復元できるようにしておくのがバックアップの役割です。定期的に自動でバックアップを取ってくれるプラグインを入れておけば、安心してサイト運営に集中できます。

「UpdraftPlus」は、簡単な設定で自動バックアップができ、Google DriveやDropboxといった外部のクラウドストレージにデータを保存できるため、非常に人気が高くおすすめです。

プラグイン名主な特徴
UpdraftPlus世界で最も利用されているバックアッププラグインの一つ。スケジュール設定による自動バックアップや、ボタン一つでの簡単復元が可能です。バックアップデータを外部ストレージに保存できるため、サーバーに何かあっても安心です。

お問い合わせフォーム用プラグイン

ブログの読者や仕事の依頼主からの連絡窓口として、お問い合わせフォームは必須の機能です。SWELLには標準でお問い合わせフォームを作成する機能は搭載されていないため、プラグインを使って設置する必要があります。読者や顧客との大切な接点となるお問い合わせフォームを、安全かつ確実に設置するために導入しましょう。

日本では「Contact Form 7」が長年の定番として絶大な人気を誇ります。情報も多く、困ったときに解決策を見つけやすいのがメリットです。また、スパム対策としてGoogle reCAPTCHAと連携させる設定も忘れないようにしましょう。

プラグイン名主な特徴
Contact Form 7日本での利用実績がNo.1の定番プラグイン。柔軟なフォーム作成が可能で、関連情報やアドオン(拡張機能)が豊富です。シンプルながらも必要十分な機能を備えています。
MW WP Form確認画面や完了画面、自動返信メールの設定などが直感的に行える国産プラグイン。日本の商習慣に合った高機能なフォームを作りたい場合に非常に便利です。

XMLサイトマップ作成プラグイン

XMLサイトマップとは、Googleなどの検索エンジンに対して「私のサイトにはこんなページがありますよ」と伝えるための地図のようなファイルです。これを設置することで、検索エンジンがサイトのコンテンツを漏れなく、そして効率的にクロール(巡回)できるようになります。結果として、新しい記事や更新したページが検索結果に早く表示されやすくなるなど、SEOの基本として非常に重要です。

SWELLにも標準でXMLサイトマップ機能はありますが、より詳細な設定を行いたい場合や、Google Search Consoleとの連携を確実にするためには、専用のプラグイン導入がおすすめです。「XML Sitemaps」は設定が簡単で、一度設定すればあとは自動で更新してくれるため、初心者の方でも安心して使えます。

プラグイン名主な特徴
XML SitemapsXMLサイトマップ作成に特化した、シンプルで動作が軽いプラグイン。サイトを更新すると自動的にサイトマップも更新し、検索エンジンに通知してくれます。長年の実績があり信頼性も高いです。

【目的別】SWELLの機能を拡張する便利なWordPressプラグイン

ここまでは、どんなサイトでも必要になる最小構成のプラグインを紹介しました。SWELLは単体でも本当に多機能ですが、「もっとこうしたい!」という特定の目的があるなら、プラグインで機能を拡張するのがおすすめです。あなたのサイト運営の目的に合わせて、必要なものだけを追加で導入してみましょう。

ここでは、多くのSWELLユーザーが利用している、目的別の便利なプラグインを3つのカテゴリに分けて紹介しますね。

画像圧縮でサイトをさらに高速化するプラグイン

SWELLはページの表示速度がとても速いテーマですが、サイトに使う画像のファイルサイズが大きいと、どうしても読み込みに時間がかかってしまいます。特に、高画質な写真をたくさん使うブログやサイトでは、画像を圧縮してファイルサイズを小さくすることが、さらなる高速化の鍵になります。

これから紹介するプラグインは、WordPressに画像をアップロードした時に、画質をほとんど落とさずに自動でファイルサイズを軽くしてくれる優れものです。SWELL標準の遅延読み込み機能と組み合わせることで、体感速度をぐっと向上させることができますよ。

代表的な画像圧縮プラグインの比較

画像圧縮プラグインはいくつかありますが、特に人気で実績のあるものを3つピックアップしました。それぞれの特徴を比較して、ご自身のサイトに合ったものを選んでみてください。

プラグイン名特徴おすすめな人
EWWW Image Optimizer

・定番中の定番で、非常に多くのサイトで利用されている安心感がある。

・設定がシンプルで分かりやすく、初心者でも迷わず使える。

・無料版でも圧縮枚数に制限がなく、過去にアップロードした画像も一括で圧縮できる。

まずはお金をかけずに画像圧縮を試してみたい人。

・難しい設定は苦手で、手軽に導入したい人。

ShortPixel Image Optimizer

・圧縮率の高さに定評があり、画質を保ちながらファイルサイズをしっかり削減できる。

・WebP(ウェッピー)形式への変換機能も強力。

・無料プランでは月に100枚まで圧縮可能。

とにかく表示速度にこだわり、高い圧縮率を求める人。

・有料プランも視野に入れて、本格的にサイトの高速化に取り組みたい人。

Imagify

・直感的なインターフェースで、操作がとても分かりやすい。

・圧縮レベルを3段階(Normal, Aggressive, Ultra)から選べる。

・無料プランでは月に20MB(約200枚程度)まで圧縮可能。

使いやすさを重視し、視覚的に圧縮レベルを選びたい人。

・他のプラグインとの相性問題が起きたときの乗り換え先を探している人。

どれも優れたプラグインですが、迷ったらまずは「EWWW Image Optimizer」から試してみるのがおすすめです。無料でほとんどの機能を使えるので、画像圧縮の効果を気軽に実感できますよ。

dankdenet

プラグインではなくGoogleが開発したSquoosh(スクワッシュ)でもOK

Squoosh(スクワッシュ)は、Googleが開発した画像変換・圧縮用のWebサービスで、変換前後の画像をリアルタイムで比較しながら設定を調整できるという特徴があります。 Webで使用する画像サイズは軽ければ軽いほど良い一方、デザイン的な観点から画質もある程度担保したいというようなニーズも多いと思います。

アフィリエイト運営を効率化するプラグイン

SWELLには標準で「広告タグ」機能があり、ASPなどから取得した広告コードを管理するのにとても便利です。しかし、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの商品リンクを組み合わせた、いわゆる「物販アフィリエイト」用のリッチな商品紹介ブロックを作る機能は標準では搭載されていません。

アフィリエイトに本格的に取り組むなら、複数のショッピングサイトへのリンクをまとめた魅力的な商品リンクを簡単に作成できるプラグインを導入すると、収益化がぐっと楽になります。

Pochipp (ポチップ)

「Pochipp」は、SWELL開発者の了さん自身が開発に携わっているプラグインで、SWELLとの相性は抜群です。デザインの親和性が非常に高く、まるでSWELLの標準機能かのようにサイトに溶け込みます。Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングの商品検索からリンク作成まで、WordPressの管理画面内ですべて完結するのが大きな魅力です。設定も簡単で、アフィリエイト初心者の方に特におすすめですよ。

Rinker (リンカー)

「Rinker」は、Pochippが登場する前から多くのトップブロガーに愛用されてきた、物販アフィリエイト用プラグインの定番です。機能が豊富でカスタマイズ性が高いのが特徴です。もしもアフィリエイトと連携させることで、Amazonや楽天の審査に直接通っていなくても商品リンクを作成できる手軽さも人気の理由です。長年の実績と信頼性を重視するなら、Rinkerも有力な選択肢になります。

リダイレクト設定用のプラグイン

サイトを長く運営していると、記事のカテゴリーを見直してパーマリンク(URL)を変更したり、内容が古い記事を新しい記事に統合したりする場面が出てきます。そんなとき、古いURLにアクセスしたユーザーや検索エンジンを、自動的に新しいURLへ転送する「リダイレクト」という設定が必要になります。

この設定をしないと、ユーザーは「ページが見つかりません(404エラー)」という画面を見てがっかりしてしまいますし、検索エンジンから得ていた大切なSEO評価も失われてしまいます。

Redirection

「Redirection」は、このリダイレクト設定を簡単に行うための、非常に有名で高機能なプラグインです。例えば、次のようなケースで役立ちます。

  • 記事のURL(スラッグ)を変更したとき
  • 内容が重複している複数の記事を、1つの代表記事にまとめたとき
  • サイトのカテゴリー構造を変更し、URLが変わってしまったとき
  • ユーザーがアクセスしたけれど見つからなかったページ(404エラー)を監視し、適切なページへ誘導したいとき

このプラグインを使えば、古いURLと新しいURLを指定するだけで、誰でも簡単に301リダイレクト(恒久的な転送)の設定ができます。サイトのメンテナンスには欠かせないプラグインですが、設定を間違えるとサイトが正しく表示されなくなる可能性もあるので、URLの入力などは慎重に行ってくださいね。

SWELLにプラグインを導入する際の注意点

SWELLは多機能なテーマですが、機能を拡張するためにプラグインを追加することもあると思います。プラグインはとても便利ですが、選び方や管理方法を間違えると、サイトの表示速度が落ちたり、セキュリティが弱くなったりする原因にもなります。安心してサイトを運営するために、これから紹介する4つのポイントをぜひ押さえておいてくださいね。

プラグインは公式ディレクトリから入手する

WordPressのプラグインを手に入れる方法はいくつかありますが、安全性を考えるとWordPressの公式ディレクトリからインストールするのが一番です。公式ディレクトリに登録されているプラグインは、専門チームによる審査をクリアしているので、悪質なコードが含まれているリスクが非常に低くなっています。

管理画面の「プラグイン」メニューから「新規追加」を選べば、そこから検索してインストールできるものがすべて公式のプラグインです。非公式サイトで配布されている、いわゆる「野良プラグイン」は、便利なものもありますが、ウイルスが仕込まれていたり、個人情報を抜き取られたりする危険が潜んでいる可能性もゼロではありません。特別な理由がない限り、公式ディレクトリから入手するようにしましょう。

最終更新日と対応バージョンを確認する

プラグインを選ぶときは、そのプラグインがいつまでメンテナンスされていたかを確認することがすごく大切です。プラグインの詳細ページを見ると、「最終更新」の日付と「対応するWordPressのバージョン」が書かれています。

もし最終更新日が1年以上前だったり、現在使っているWordPressのバージョンに対応していなかったりする場合、そのプラグインの導入は避けた方がいいでしょう。古いプラグインを使い続けると、新しいWordPressの機能に対応できずエラーが出たり、もっと怖いのは、セキュリティ上の弱点(脆弱性)が放置されたままになり、サイト攻撃の標的になったりするリスクが高まります。

有効インストール数と評価をチェックする

プラグイン選びで迷ったら、どれだけ多くの人に使われているか、そして評価が高いかを参考にしましょう。「有効インストール数」が多いプラグインは、それだけ多くのサイトで安定して動いているという実績があり、信頼性の高い指標になります。また、ユーザーからの評価(星の数)やレビュー内容も大切な判断材料です。

特に、星1や星2といった低い評価のレビューには、「自分のサイトでも起こりそうな不具合」や「開発者のサポート対応」に関するリアルな情報が書かれていることがあります。多くのユーザーに支持されているプラグインは、それだけ信頼性が高く、安心して使える可能性が高いと言えます。

チェック項目判断の目安
有効インストール数数万〜数十万以上あると、より信頼性が高いと言えます。最低でも1万以上が一つの目安です。
評価(星の数)5段階評価で星4以上が望ましいです。利用者が多いプラグインほど評価の信頼性も高まります。
レビュー内容高評価だけでなく、低評価のレビューも確認します。致命的な不具合や、SWELLとの相性問題が報告されていないかをチェックしましょう。

不要になったプラグインは必ず削除する

「このプラグイン、もう使わないな」と思ったら、そのまま放置せず、きちんと削除することが重要です。ここで注意したいのが、「停止」と「削除」は違うということです。

「停止」はプラグインの機能を一時的にオフにするだけで、プラグインのファイル自体はサーバーに残ったままです。この状態だと、たとえ停止していても、そのプラグインにセキュリティ上の弱点が見つかった場合、攻撃の侵入口になる可能性があります。また、使わないファイルがサーバーに残っていると、サイトのバックアップデータが余計に重くなる原因にもなります。

使わなくなったプラグインは「停止」で終わらせず、必ず「削除」まで行いましょう。サイトを常にクリーンで安全な状態に保つための、大切な一手間です。

まとめ

WordPressテーマSWELLで使うプラグインについて、いろいろ見てきましたね。この記事で一番伝えたかった結論は、「SWELLはとても優秀なので、プラグインは本当に必要なものだけで十分」ということです。なぜなら、SWELLにはキャッシュ機能やSEO設定、目次、広告管理といった便利な機能が、最初からたくさん備わっているからなんです。むやみにプラグインを追加すると、かえってサイトの表示が遅くなったり、テーマとの相性問題が起きたりする原因にもなります。まずは、この記事で紹介したセキュリティ対策やバックアップ、お問い合わせフォームのような、サイト運営に欠かせない最小構成のプラグインだけを入れてみてください。その上で、画像をもっと軽くしたいとか、アフィリエイト運営を効率化したいといった目的が出てきたら、その時に初めて追加のプラグインを検討するのが、快適なサイトを保つコツですよ。プラグインを選ぶときは、安全かどうかしっかりチェックするのも忘れないでくださいね。この記事を参考に、あなたのサイトにぴったりのプラグイン構成を見つけて、サクサク動く快適なサイト運営を目指しましょう!

2人の男性が走っている

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